ホワイトバンドは免罪符


  「ホワイトバンド」 っていうお賽銭投げて、自己満足に浸っている人たちがいる。

 そういう人たちに聞きたい。
 アフリカって、具体的にどこの国?
 アフリカ = かわいそうな国 としか思っていない人は、その頭に刻まれたステロタイプゆえに、冷静な判断が下せなくなっていると思う。 それか天然だ。

 一口にアフリカって言っても、たくさん国があって、その数だけ事情がある。

 アルジェリア、アンゴラ、ウガンダ、エジプト、エチオピア、エリトリア、ガーナ、カーボヴェルデ、ガボン、カメルーン、ガンビア、ギニア、ギニアビサウ、ケニア、コートジボワール、コモロ、コンゴ共和国、コンゴ民主共和国、サントメ・プリンシペ、ザンビア、シエラレオネ、ジブチ、ジンバブエ、スーダン、スワジランド、セーシェル、赤道ギニア、セネガル、ソマリア、タンザニア、チャド、中央アフリカ、チュニジア、トーゴ、ナイジェリア、ナミビア、ニジェール、ブルキナファソ、ブルンジ、ベナン、ボツワナ、マダガスカル、マラウイ、マリ、南アフリカ、モザンビーク、モーリシャス、モーリタニア、モロッコ、リビア、リベリア、ルワンダ、レソト 、‥‥‥‥。

 全部、それぞれ違う事情を抱えている。
 内戦やっている国もあれば、資源でウハウハ言ってる国もある。
 何もない国だってある。
 民族紛争やってる国も民族浄化やってる国もある。
 独裁制の国も民主主義の国もある。
 農業主体の国も、鉱業主体の国もある。
 対日貿易が黒字の国も赤字の国もある。
 豊かな国も貧しい国もある。

 それぞれについて、救済方法はもちろん違う。
 ホワイトバンドの言うとおり債権放棄がベストである国もあるだろうし、先進国の農業助成金の廃止で救われる国もあるだろう。
 自衛隊を派遣して血を流さないと解決しない国だってある。
 GDPは低いけど、自立経済のために何も問題ない国だってもちろんある。

 なんで、そんなホワイトバンド買ったらみんなハッピーくらいのシナリオに落とし込めるんだ?
 どうして世界をそんなに単純に理解できるんだ?
 3秒に1人子供達が死ぬアフリカを何とかしたいと、心の底から思っている人には、果たして 日本人の血を流す覚悟 があるのか?
 それと、飢える覚悟

 問われているのはまさにそこなんだ。

 金は払うけど、血までは流したくない?
 ご飯はいっぱい食べたい?
 ハァ~?
 じゃあ3秒に1人死んでる子供を何とかしなくてもよいのか?
 内戦止めさせたら、その分少年兵も難民も助かるんだぞ。
 もっと言動に責任持てよ。
 食料だって帳面上はどうだか知らないけど、絶対的に足りないんだぞ。
 その分僕達が飢える必要があるんだぞ。
 食料にはロスって概念と、飼料って概念と、持続って概念があるんだからな。
 特に日本は食糧輸入国だ。

 ホワイトバンドは、 「何かしたふり」 をして、自己満足に浸ることが出来る実にお手軽な道具だ。
 その免罪符の額わずか300円。 たった300円だよ!
 そのお金だって決して神様の元には届けられずに、誰かが喜ぶ仕組みになっているけどね。
 免罪符を買った皆様、どうか揃って天国に行けますように!


白色リストバンドで貧困なくそう 京で売り切れ続出

 品薄が続くホワイトバンド。 3つの 「*」 マークは 「3秒に1人、貧困で子どもが死んでいる実態を訴えかける意味を込めた」( 事務局 )という=京都市内の百貨店
 世界の貧困をなくそう-と手首に白色のリストバンド( 腕輪 )を付けて呼び掛ける 「ホワイトバンド」 運動が大きな反響を呼んでいる。 リストバンドを取り扱っている京都市内の百貨店や書店でも売り切れが続出し、実施団体の事務局( 東京都渋谷区 )は 「ファッションで意思表示する手法が共感を得た。 世界の紛争や飢えを一人一人が身近な問題として感じ、声を広げてほしい」 としている。

 ■著名人が着用、若者ら関心
 この運動は、貧困問題に取り組む国内50NGO( 非政府組織 )でつくる団体 「ほっとけない世界のまずしさキャンペーン」 が中心となって展開。 シリコンゴム製の腕輪 「ホワイトバンド」( 円周19センチ )は、全国の大型書店やレコード店、雑貨店などで7月に発売された。
 1個300円の売り上げのうち、4割は貧困問題を訴えるイベントや研究などの活動費に充てるという。 サッカーの中田英寿選手ら国内外の著名人が率先して着用した効果もあり、若者を中心に急速に広がった。
 京都市内では、藤井大丸( 下京区 )が雑貨店で販売し、これまでに2200本を売り切った。 「男女を問わず人気で、入荷待ちの状態」( 営業推進部 )という。 大垣書店( 本店・北区 )も全店で計1万個近くを販売し、品薄状態になっている。 二条駅店の赤井良隆店長( 34 )は 「今月に入って200個入荷しても2、3日で完売した。 予想以上の売れ行き」 と驚く。
 団体事務局によると、8月末までに全国に200万個を出荷し、追加生産を急いでいる。 「当初は10万個をなんとか売ろうという態勢だったが、中田選手ら著名人の呼び掛けもあり、支持が得られた。 貧困の克服を世界的課題にするため活動を広げていきたい」 としている。
( 京都新聞 10月4日)